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<系統> |
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花菖蒲は江戸時代から日本の各地で改良され、その地方の美意識や、考え方のなかで改良されて来たため、改良が行われた地域ごとの特色を持つようになりました。大正時代頃までは江戸花菖蒲しか一般には栽培されていなかったので、単に「花菖蒲」で通っていたのですが、昭和に入り熊本花菖蒲が普及したため、はじめて「東京種」、「熊本種」と区分けされたのが系統の始まりです。その後「伊勢系」、「外国系」、「長井古種」「種間交配種」などが新たに加わりました。
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江戸系
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| 江戸花菖蒲、江戸種とも言う。戦前は「東京種」と言った。江戸時代から現在の東京都葛飾区堀切周辺に、かつて存在した花菖蒲園で栽培されてきた系統などをもとに、主に花菖蒲園での観賞を目的に改良されてきた系統。伝統的に江戸人士の気質が表れた粋な趣のあっさりした花が多いが、花形に肥後系や伊勢系のような規格がないため、さまざまな花型の品種が含まれる。 |
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伊勢系 |
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江戸時代後期に松阪藩士の吉井定五郎により栽培がはじめられ、以来この地方で発達してきた系統。戦後、三重大学の冨野耕治博士が紹介するまで、一般に知られることはなかった。この地方の好みで花弁が垂れる三英咲きが特徴。
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肥後系 |
| 肥後花菖蒲、肥後種とも呼ばれる。熊本花菖蒲をもとに、満月会以外で改良された系統。戦後は花菖蒲の主流を占めた。豪華絢爛な花容で一般に人気が高い。 |
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長井古種 |
| 山形県長井市のあやめ公園に保存される、江戸古花よりも更に古い時代の花菖蒲の姿を伝えている系統。しかし、記録文献がないので、本当に古い時代より存在した花かどうかは不明。昭和37年に日本花菖蒲協会の旅行会で山形県長井市のあやめ公園を訪れ、他所には無い長井独特の花であるとして、「長井古種」と命名、認定された。花形はノハナショウブに近く、単純な小輪の三英花が多い。 |
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長井系 |
| 長井古種をもとに、各地で改良された系統。長井古種と見た目は変わらない品種
もあるが、「古種」とするのはどうかという判断から、位置付けされている。 |
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原種 |
| 花菖蒲の原種、ノハナショウブのこと。産地により形質が多少異なり、色変わりが稀に発見され、品種名が付けられることがある。
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古花 |
| 江戸時代から大正末期頃までに作出された古い時代の品種を古花とする。江戸、熊本、伊勢の品種に古花が存在する。江戸時代の後期に作出されたと考えられる文化財的な品種も多い、品種保存の対象である。 |
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米国系 |
| 名前の通り、米国にて改良された系統。 |
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種間交配種 |
| 花菖蒲とキショウブ、カキツバタとの人工交配種。 |
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熊本花菖蒲 |
| 江戸時代の末期に江戸の旗本松平菖翁が熊本の細川斎護公に花菖蒲を分与し、以降藩士の間で改良が進められて来た系統。この熊本の花菖蒲愛好会は「満月会」と称し、今日も菖翁の正統を伝え守っている。堂々とした豪華かつ品格の高い花容が特徴。熊本以外で一般に改良された品種も熊本花菖蒲と呼ばれることがあり混乱している状況で、異論もあると思われる。 |
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<花期> |
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極早生
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関東以西の一般暖地で、5月25日頃までに満開を迎える品種。
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早生
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関東以西の一般暖地で、6月1日頃に満開を迎える品種。
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中生
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関東以西の一般暖地で、6月10日頃に満開を迎える品種。
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中晩
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関東以西の一般暖地で、6月15日頃に満開を迎える品種。
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晩生
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関東以西の一般暖地で、6月15日頃に満開を迎える品種。
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極晩生
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関東以西の一般暖地で、6月15日以降に満開を迎える品種。
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| ※その年の気候条件で開花期はかなりばらつきますので全く厳密なものではありません。北日本では、多くの品種がほぼ同時に咲くようです。 |